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【宮部みゆき】おそろし―三島屋変調百物語事始―|あらすじと感想ネタバレなし

作品情報

作者宮部みゆき
レビューレビュー3.0
発行日2008/07/30
総ページ数481
ふるかわ

ゆっくり流れる時間の中で
傷心の主人公「おちか」の心はほぐれ、そして強く成長していく。
江戸情緒と温かい人情に包まれた暮らしと並行し
訪問客の抗えないほどの不運や悲恋から生まれた出来事5話をまとめた一冊。

宮部みゆき【おそろし―三島屋変調百物語事始―】あらすじ

ある事件により心に傷を抱えた「おちか」は生家を離れ
叔父夫婦の営む袋物屋に奉公に出る。

懸命に働くおちか、まるで過去の恐ろしい出来事について
少しでも考えが及ばぬよう過ごしている姿に叔父夫婦は胸を痛める。

そんなある日、急用で出かける叔父の代わりに
来客の相手をするようおちかは言いつけられて…。

5話収録

  1. 曼殊沙華…曼殊沙華を恐れる男
  2. 凶宅…「この屋敷に1年住んでくれれば百両やろう」と持ち掛けられた話
  3. 邪恋…明かされる「おちか」の罪
  4. 魔鏡…許されない恋をした女の鏡
  5. 家鳴り…凶宅に乗り込む話

宮部みゆき【おそろし―三島屋変調百物語事始―】感想|ネタバレなし

江戸のおもむきとおしとやかな女性たちに癒されました。
おちかの過去も悲しく血なまぐさいもので、トラウマを抱えるのも納得。
読みやすくお話も面白いのですが、個人的にはもう少し刺激が欲しい。

作者の他作品

あやし3.8 2000/07/30 281ページ
あんじゅう―三島屋変調百物語事続― 4.0 2010/07/25 563ページ

著:宮部 みゆき
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