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海の底|あらすじと感想ネタバレなし 

作品情報

作者有川浩
レビュー4.0
発行日2009/04/25
総ページ数512
ふるかわ

狂暴な巨大ザリガニがうじゃうじゃ!
前例のない脅威に襲われたとき
政府や警察はどう対処できるのか!?

組織の脆弱性も浮き彫りにする
社会派モンスターパニックエンターテイメント。

【海の底】あらすじ

春、米軍横須賀基地では桜祭りが催され大いに賑わっていた。
そんな中、突如としてザリガニのような巨大甲殻類の大群が湾から押し寄せ
人々を襲う!?

【海の底】感想|ネタバレなし

ページ数の多さに圧倒され、しばらく読み進めないと面白くならない感じかなぁ…
と思っていたら巨大ザリガニは開始5ページで登場します!
その後も話の面白さゆえにびっくりするほどスムーズに読めちゃいました。

本編は湾に停泊中の潜水艦「きりしお」に避難した近所の子供たち(小1~高1 計13名)と
乗組員たち(2名)の避難生活の様子と
巨大ザリガニ討伐に奔走する警察、自衛官の様子が描かれます。

艦内では避難生活中という状況にもの関わらず
普段の生活態度を崩すことのない度を越した悪ガキに翻弄され
悲しみと怒りが湧きます。

ザリガニ討伐では順序を踏まないと正しいことができない
日本の制度の難しさ、もどかしさが描かれておりますが
反発する時間を惜しみ、置かれた立場で精一杯最善を尽くすかっこいい大人たちが多く登場。

見どころは他にもたっくさん!
エンターテイメント性の高い作品です。

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