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夜啼きの森|あらすじと感想ネタバレなし

作品情報

作者岩井志麻子
レビュー2.0
発行日2001/07/03
総ページ数318
ふるかわ

貧しく、人間関係もしんどいけど
この村で生きていくしかない
弱い住民の生活模様と
鬱憤が溜まっていく様を描いた物語。

【夜啼きの森】あらすじ(ネタバレなし)

昭和初期、森を囲む貧しい集落(計100人程度)を舞台に
キ〇ガイとそしられる男、村に流れ着き宗教を広める男の娘など
特定の住民の視点で村の様子や人間関係、生きづらさが綴られていく。

閉塞した環境で繰り返される陰湿な毎日が
肺患いにより徴兵不合格となった男を追い詰めていくこととなり…。

【夜啼きの森】感想:読むのにストレスがかかる

日常生活に影響が出るぐらいストレスがかかり疲弊するので
休みながら読みました。

各章ごとの語り手が、自分の不遇や
村人たちの下卑た態度、関係性などを教えてくれますが
話がどのように進んでいくのかわからず困惑が続きます。

前情報なしに本書を手に取りましたので半分以上読み進めたときにはじめて
実際の出来事をもとに書かれたものだと気づき
同時に結末もわかりましたので、やっとゴールテープが見えたようで
少し心が軽くなりましたが最後まで興味を持てる描写もなく盛り上がりなし。

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