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高田侑「顔なし子」あらすじと感想ネタバレなし

作品情報

作者高田侑
レビューレビュー2.0
発行日2007/8/25
総ページ数374
ふるかわ

うーん…
ひとまず、読むと鬱になる。

高田侑「顔なし子」あらすじ

昭和50年代の寒村に美しい20代のシングルマザー「セリ」
息子の「桐也(キリヤ)」が現れる。

中学生「修司」の父「和郎」が
妻の喪が明けるのを待たずしてセリを娶ると言うのだ。

しかし、村がセリを受け入れることはなかった。
悪意のある噂や嫌がらせにおびえる日々の中
ついには女性関係の醜聞が尽きない
大地主の「武石貫一郎」に目をつけられて…

深い悲しみを抱えたまま20年が過ぎ
東京から家族を連れて帰ってきた修司の周りで事件が発生する。

高田侑「顔なし子」感想|ネタバレなし

完全な肩透かし。

本っ当に嫌な村で気ん持ち悪い登場人物も複数いて
筆者のクオリティーの高い文章と表現力で
嫌悪と怒り、悲しみで感情がジェットコースターのように乱高下します。

私としては腹が煮えコンディションも整ったので
どんな復讐が行われるのかものすごい期待したのですが…

霞みに向かってジャンピング・ヘッドバットをしたような気分。
爽快さはない作品です。

作者の他作品
  • 裂けた瞳 3.9 2004/01/15 342ページ 第4回ホラーサスペンス大賞受賞


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