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ファントム・ピークス|あらすじと感想ネタバレなし

作品情報

作品情報北林一光
レビュー 4.0
発行日2007/11/30
総ページ数297
ふるかわ

雄大な自然に生じる不気味な「異変」…
人間の非力さを痛感し腰砕けの山岳モンスターパニック!

(本ページはプロモーションが含まれています)

【ファントム・ピークス】あらすじ

北アルプス「常念岳」の麓に位置する「安曇野」。
「三井周平・杳子(ようこ)」夫婦は美しい緑と水に恵まれたこの土地を終の棲家に定め東京から越してきた。暮らしも落ち着いてきたころ、杳子は通い慣れた沢の脇に車を残し、失踪した。半年後…停めていた車からかなり離れた場所で杳子の身体の一部が見つかる。失踪当時同様、警察は足をくじいたか心臓麻痺で動けなくなったのではという見方を変えなかったが、元来、喘息持ちで体力のない杳子は危険な場所にはいかず、体にも無理はさせず慎重に行動する人間だった。周平は杳子の死について疑念を拭いきれないでいた。
そんな中、新たに山で女性が失踪し事件が動き出す。

【ファントム・ピークス】感想|ネタバレなし

すごく読みやすい。失踪の謎や犯人捜しをしている過程もスラスラと読めました。
犯人が登場するのは204ページ目。そうすると犯人と対決するクライマックスまで80ページくらいあることになるんですけど、少し物足りなかったかも。被害者はなかなか無残な姿になっているんですが、平常心で読めちゃいましたね。
登場人物たちは魅力があるので「みんな、死ぬなよっ!?」という気持ちをもって話に入り込めたところは非常に良かった。

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