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棲家(すみか)|あらすじと感想ネタバレなし

作品情報

作者明野照葉
レビュー 5.0
発行日2001/08/18
総ページ数291
ふるかわ

曰くつきの部屋に魅せられた女がどんどん蝕まれていく。
部屋の謎に迫り、女の救出はかなうか…っ!?
エキソシズムミステリーホラー。

(本ページはプロモーションが含まれています)

【棲家】あらすじ

OLの中内希和が現在住んでいるアパートは非常に狭く、帰宅するたびに気が滅入るようなところだ。交際中の男と落ち着いて過ごしたいという思いから希和は引っ越しを決意。同じ区内で格安家賃、干渉しない大家が管理するメゾネットタイプ、装飾が魅力的な洋館を見つけ一目で気に入った。

新居での生活に心を弾ませるが、部屋に招いた恋人は怯えた顔で早々に帰り、友人は部屋に近づいただけで体調を崩した。気に入っている部屋を避けられ気分を害す希和。次第に卑屈な考えにとらわれるようになり、心身ともに弱っていく…。

【棲家】感想|ネタバレなし

前半、小さな違和感や異変が書かれていて、面白くないわけではないのですが少し物足りなさを感じていました。「これからもっと怖く(面白く)なるのかなぁ?」と不安だったんですけど、中盤(140ページくらい)から希和の変貌ぶりに加速がついて部屋の謎も暴かれていき読み応えと面白さが増して、一気に読み切りました。なので、本書を手に取った際は安心して読み進めていただければと思います。終わり方も大好き!

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