作品情報
作者 | 恒川光太郎 |
レビュー | 5.0 |
発行日 | 2006/10/31 |
総ページ数 | 305 |
ふるかわ
目を背け続けることでかりそめの平和を享受する町民。
真実に近づいた少年は口封じのために命を狙われることになる。
風霊鳥と共に追手から逃げきれ!
少年の幻想冒険譚。
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【雷の季節の終わりに】あらすじ
外界と隔絶され世界地図にも載っていない町”穏(おん)”。
みなしごの少年「賢也」は肩身の狭い思いをすることもあるが平和に暮らしていた。
ある日、穏の門に隔てられている立入禁止区域「墓町」を訪れたことをきっかけに
自身に憑りついている風霊鳥という存在、そして雷の季節に失踪した女性の秘密に触れることとなり
賢也は口封じのために襲われ、外界への逃亡を決意する。
【雷の季節の終わりに】感想|ネタバレなし
キラキラと降り注ぐ木漏れ日や夜のお出かけにワクワク
子供のように一喜一憂していたが、明るい町に潜む違和感が全貌を表した途端
坂を転がるように町から逃げざるを得ない展開に!悲しいけどスリルも楽しめました。
お話が面白かったのもうれしいですが、個人的には報いを受けてほしい人物に
きっちりと罰が当たっていたところがすごく満足。
作者の他作品
- 夜市 4.5 2005/10/30 174ページ 第12回日本ホラー小説大賞受賞
- 秋の牢獄 5.0 2007/10/31 223ページ
- 草祭 5.0 2008/11/20 260ページ
- 金色の獣、彼方に向かう 5.0 2011/11/20 269ページ
- 南の子供が夜行くところ 5.0 2013/02/23 285ページ
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