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恒川光太郎「秋の牢獄」あらすじと感想ネタバレなし【狂気を感じる】

作品情報

作者恒川光太郎
レビュー 5.0
発行日2007/10/31
総ページ数223
ふるかわ

“牢獄”をテーマにした3話の短編を収録。
説明なしに囚われてから打開策をひねり出そうともがく主人公たちを描く。
読みごたえありのプリズンブレイクストーリー。

(本ページはプロモーションが含まれています)

恒川光太郎「秋の牢獄」あらすじ(3話収録)

「秋の牢獄」には3話の短編が収録されています。

  1. 秋の牢獄…繰り返し訪れる「11月7日」に戸惑う大学2年生の女性の話
  2. 神家没落…老人の身代わりとなり藁ぶき屋根の民家から出られなくなった男
  3. 幻は夜に成長する…異能を持つがゆえに新興宗教に姫と祀り上げられ利用、監禁される女性

「秋の牢獄」感想|ネタバレなし【狂気を感じる】

表題の「秋の牢獄」はループもの。
ループものは大抵、ある事件が起きるのを食い止めたりすると
ループが解消されるって話が多いと思います。
この「秋の牢獄」は広く普及しているループものと毛色が違います。
なので、新鮮な感覚で没入できました。

ほか2つのお話でも共通しているのですが
追い詰められ、余裕のなくなった人間から放たれる“狂気”を描いてくれており
たまらなく怖かったです!

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