作品情報
作者 | 澤村伊智 |
レビュー | 5.0 |
発行日 | 2017/01/18 |
総ページ数 | 383 |
ふるかわ
ホラー小説大賞受賞をきっかけに日常が脅かされる!?
筆者「澤村伊智」本人を主人公とした
バイオレンススプラッタ―ホラー!
(本ページはプロモーションが含まれています)
【恐怖小説キリカ】あらすじ
応募した小説「ぼぎわんが、来る」が日本ホラー小説大賞を受賞!
作者の澤村伊智は妻の「霧香」と受賞を喜んだ。
本の発行に向け、寝る間も惜しんで改稿作業にあたる慌ただしい日々を送る中
本を読んだ友人があまりに曲解した感想をSNSで発信する。
誤解を解こうと友人と会うもまるで話が通じず
ついに澤村の「病」が暴走することに…っ!?
【恐怖小説キリカ】感想|ネタバレなし
事実も織り交ぜたフィクション…になると思うのですが
これは「本当」これは「創作」と区別することに脳が疲労を覚え
「いいや、いったん素直に信じて読んじゃえ」ってなりまして
その状態で、KADOKAWA社員との綿密なミーティングの様子や苦しい改稿作業といった
リアリティーのある日常とあわせて「残酷描写」が入ると脳が結構信じちゃって
「架空の人物の残虐行為」ではなく「実在する犯罪者”澤村伊智”が犯行当時の様子を告白」
しているようになり、実感する恐怖に厚みが出るんです。
シャレにならない感じで澤村さんにビビりました。
なお、本書は「ぼぎわんが、来る」「ずうのめ人形」の話にほんの少し触れています。
また、ホラー作家の澤村さんを少しでも身近に感じることで
一層「恐怖小説キリカ」を楽しめるかと思いますので
個人的には「ぼぎわんが、来る」「ずうのめ人形」の後に
「恐怖小説キリカ」を読まれることをおすすめします。
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